～Wake Up, Girls!と東北AEONの歩み～

f:id:shizuoka_soccer:20200508160207j:plain東日本大震災から９年が経ちました。(2020年5月８日現時点)
202
自分は震災発生時、埼玉に住んでいる姉のところに遊びに行っていて今は亡き母と埼玉の回転寿司にいました。
激しい揺れで多くの皿が床に落ち割れる音が響き店員たちが困惑していました。

発生後は停電なのか信号機が機能していない交差点を車で抜けて姉のマンションへ帰宅。

テレビでは東北が、町が、人が、波に流されていく様子が実況中継されていたのをただ眺めていました。

……最近YouTubeを開いているとANNnewsのアカウントが被災した瞬間を納めた映像を公開していました。
仙台空港です。
それは想像を絶する映像で生々しさと臨場感が恐怖を誘いました。

<観覧する際は注意してください>

https://youtu.be/mk68bZ701s0


この様な事が同じ日本で、東北で、実際に起きていたんだと改めて感じさせるには十分すぎる映像でした。

ただ東海地方に住む自分にとって本来ならばそこまできっと東北に思い入れも無く、足を運ぶ事も無く、口だけでそれっぽい事をつぶやいてそれで済ましてしまう、そんな感じだったかもしれません。

そんな自分と東北をつなげてくれたものがWake Up, Girls!です。

Wake Up, Girls!を好きになるに辺り、人それぞれ色んな入り口がある、あったと思います。


例えばアニメから入った方、声優個人から入った方、楽曲や作詞家などから入った方、アーティストWUGとして活動し始め合同ライブやタイアップアニメから入った方、ファイナルツアーの盛り上がりに乗っかって入った方、SSAに誘われて入った方、ラジオから入った方～など、とにかく人それぞれ違います。

ただWUGの魅力であり、他の声優ユニットと違うのは
WUGという声優ユニットは東北復興に向き合ったユニット
という事です。


ちなみに僕はWUGアニメからです。
声優に興味もありませんでした。
ただ何となく見始めたアイドルアニメが流行っていたキラキラしたものではなく、仙台を舞台としていて
｢言の葉 青葉｣流れるエンディングや、菊間夏夜の過去が語られるエピソードにて被災した人物や気仙沼が登場し、当時は触れる事すらタブーでもあったはずの震災に絡めていくストーリーに気がつけば
｢他のアニメとこれは違うぞ｣
と感じるものがあり円盤を購入していました。
ライブにも足を運ぶ様になり彼女たちのパフォーマンスにハマっていくのだがそれはまた別のお話…
(趣旨とずれてしまうので今回は省略します)


声優ユニットWake Up, Girls!は東日本大震災があり、そこから生まれたユニットという事を忘れてはいけません。

彼女たちは東北でのお渡し会やイベントを重ねていくわけですがそれはWUGの存在意義を考えれば必然であり当然ともいえます。

そんな活動を語る上で欠かせないのはやはり東北イオンさんとのタイアップだと思います。


『奥野香耶さん』
WUGというユニットでこうして活動させていただいて、よくも悪くも運命的なユニットだったと思うのですが、その成り立ちを考えたら、絶対にいいとは言えない……です。東日本大震災がなかったらWUGって生まれていなかったし、「そこで自分の夢を叶える私ってどうなんだろう」と思っていて。結成初期のころ、スタッフさんに泣きながら相談したことがありました。震災があったとき、こんなに大勢の方が亡くなったのに、なんで私はその中に入ってないだろう、生きているんだろうということが、すごく不思議で、すごく嫌で。そんな中で、WUGになって、声優になりたいという夢を叶えようとしている私って最低な人間なんじゃないかって思った。でも、みんな一生懸命、震災のことを考えていたし、夢を叶えることだけを考えていたわけじゃないんですよね。そんな中で復興を掲げて活動を続けることで、東北の方のためになればと思ってはいたけど、自分としては本当に誰かのために何かをできたのか、という疑問も正直あって。それが、イオンさんのチャリティーライブをやったときに初めて「やっとできた！」と感じられたんです。“実を結んだ”じゃないけど、やっていてよかったなと思えました。それまでは、どこか自分たちの活動が偽善じゃないかと思うことがあって、でも、やらない偽善よりやる偽善だから、それを頭に思い浮かべながら活動していて。きっかけがきっかけだから、本当は活動をしながら“楽しい”とも思っちゃいけないんじゃないかという気持ちもありました。正直、復興を掲げたWUGを終わらせることも難しいことだと思います。だから、4月以降もWUGをやっていた自分だからこそできることを、ちゃんと探しながらやらなきゃなって。それが、私があの日死なずに、かつWUGになった意味なのかなって思います。
www.famitsu.com






前置きが長くなってしまいましたがそこでWake Up, Girls!とAEON様のつながりを紹介していきたいと思います。







* ～Wake Up, Girls!と東北AEONの歩み～


【2016年8月17日】
平成28年台風第10号が発生。

8月30日18時前に岩手県大船渡市付近に上陸。
1951年に気象庁が統計を取り始めて以来初めて東北地方の太平洋側に上陸した台風となった

岩手県内では川の氾濫が相次ぎ、大規模な浸水被害が発生し大被害に。
岩手県では、1000人以上が孤立し関連死を含めて27人が亡くなった。

※被害が集中した岩泉町では7月末現在、154人が仮設住宅で暮らしている。(2019年記録)



【2016年9月3日】

東北地区六県限定で放映されるイオンCMにWake Up, Girls!の出演が発表される。

9月3日（土）より東北地区6県（宮城県、岩手県、福島県、青森県、山形県、秋田県）限定で放送される東北のイオンのCM（2種）に出演することが決定した。

TVCM「WUG 日曜はポイント5倍篇」では、メンバー7人が出演。「WUG 明日はイオンの日曜朝市篇」では、宮城県仙台市出身の永野愛理さん、岩手県盛岡市出身の奥野香耶さん、宮城県仙台市生まれの高木美佑さんの東北出身の3名が大きくピックアップされる

(曲はHIGAWRI PRINCESS、衣装は少女交響曲)

永野愛理（宮城県仙台市出身）：今回Wake Up, Girls！がイオンさんのCMに出演させて頂くことになりました！自分もよく行っていたイオンのCMに出演できるとは本当に夢のようです。東北限定なので、ぜひこの機会に東北の皆さまはイオンへ来てみてくださいね！
また、東北で私達WUGをたくさんの人にも知って頂けるようイオンさんと一緒にもっともっと東北を盛り上げていきたいです。私も宮城、仙台出身なので、より一層頑張りたいと思います！イオンでお待ちしております

奥野香耶（岩手県盛岡市出身）：イオンさんのCMに出演させて頂くことになりましたWake Up, Girls！の奥野香耶です。母とお買い物の時も、友人と遊びに行く時も、必ずイオンさんに行っていたので、まさか自分がCMに出演できるなんて、本当に驚きました。とっても嬉しいです！毎週日曜は、ポイント５倍！みなさん、是非お店まで足を運んでみてくださいね！

ニュース記事





【2016年12月01日】

がんばっぺ岩手！Wake Up, Girls！チャリティ・ミニコンサート開催決定！
記者会見に奥野香耶、永野愛理が出席する。


イオンは、東日本大震災から５年となる2016年3月より“にぎわい”をテーマに、笑顔が
あふれる未来に向けて、グループの総力を挙げ“にぎわい東北”に取り組んでいます。
https://wug-portal.jp/news/detail.php?id=1043668

今回のイベントでは、入場料金の一部を岩手県を通じ台風10号で被害を受けた地域の復旧・復興に役立てるのと同時に、イベントでの幅広い参加を受付けるため、公式ファンクラブの応募以外にも、イオン店頭で参加の受付が行われた。

12月18日（日）には、イオンモール石巻にてトークショー＆お渡し会イベントも開催が決定。

【2016年12月18日】
イオンモール石巻にて奥野香耶、永野愛理によるお渡し会イベントが開催される。



【2017年1月】
奥野香耶、永野愛理によるテレビCM.PR



【2017年3月26日】

がんばっぺ岩手！Wake Up, Girls！チャリティ・ミニコンサート開催



コンサートや募金にて集まった70万円の義援金が寄付される。
f:id:shizuoka_soccer:20200508180700j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180714j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180729j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180746j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180759j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180814j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180829j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180843j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180856j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508180910j:plain


このコンサートにて新曲
「TUNAGO」
が初披露される。


Wake Up, Girls! / ＴＵＮＡＧＯ(Music Video)

(※TUNAGO以外にもYouTubeにてフルでPVが公開中です)


スペルが
「TSUNAGO」
ではなく
「TUNAGO」
の意味

イオン仙台にはポスターが掲示される。
f:id:shizuoka_soccer:20200508163632j:plain

(※2019年3月31日に撤去)



【2017年2月21日】
3/4に「にぎわい東北」 presents Wake Up, Girls！in 越谷レイクタウン】
ミニライブ＆お渡し会開催決定。

【2017年3月4日】

※このイオンでのライブは
アニメ「Wake Up, Girls!新章」
でも描かれた

【2017年4月08日】
イオン仙台にて永野愛理による販売会イベント。



【2017年4月29日】
新ＣＭスタート。
年末に開催されたWUGフェススーパーライブにて初披露された衣装へ変わる


【2017年8月1日】
電子マネーカードWAONとWake Up, Girls!のコラボが発表される。

【2017年8月5日】

4thライブツアー宮城・仙台公演にてAEON様よりフラワースタンドが送られる。

【2017年12月5日】

【Wake Up, Girls！×AEON　がんばっぺ福島！チャリティ・ミニコンサート開催決定！】

記者会見に永野愛理、山下七海が出席する。


【2017年12月10日】
【Wake Up, Girls！Festa.2017 TRINITY】 にてAEON様よりフラワースタンドが送られる



【2018年3月17日】

「にぎわい東北スペシャル Wake Up, Girls！×AEON AEONプレゼンツ がんばっぺ福島！ Wake Up, Girls！チャリティ・ミニコンサート」が開催！


※このイベントの一部の模様はわぐらぶパンフレットURAに収録されている


【2019年2月23日/24日】
Wake Up, Girls!ファイナルツアーライブ仙台公演にて
フラワースタンドが送られイオン前には看板が展示された。

f:id:shizuoka_soccer:20200508163756j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508160207j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508163129j:plain


【2019年3月8日】
Wake Up, Girls!ファイナルライブパンフレットにてイオンリテール代表者からのコメントが寄せられる。





長くなってしまいましたがザッとWUGと東北AEONさんの歴史を振り返ってみました。

SSAファイナルライブにて奥野香耶さんがTUNAGOを歌った後にWUGとして東北への想いを語るシーンや、永野愛理さんがお手紙で

「いま気づかれなくてもいい。
5年でも、10年でも、20年先でも、
WUGってすごいグループだったと言ってもらえる自信があります。」

と語られますが改めてすごいグループだったと感じますし、それを語り継いでいきたいと思ってます。

ライブ映像などには残っていない、残らない事はたくさんあります


後追いでワグナーになられた方が少しでもこのブログをみてWUGの活動を少しでも知って下さったら幸いです。

読んで下さりありがとうございました。

f:id:shizuoka_soccer:20200508183242j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508183322j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508183358j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508183444j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508183509j:plain
f:id:shizuoka_soccer:20200508183533j:plain