~イーハトーヴが繋ぐもの~盛岡の地で"あの日"を感じた日から一年。

今日6月8日はイーハーヴシンガーズによる定期演奏会 盛岡公演
「story 5年目と35年の物語」
からちょうど一年です。



もしこのブログを読んでいる方の中に後追いのワグナーさんがいたらイーハトーヴシンガーズと盛岡公演の事が分からないかもしれないので簡潔に紹介します。

かやたんの故郷盛岡で開催されたファイナルツアーpart2盛岡公演にて岩手県盛岡、宮古市、東京都を拠点とする混声合唱団イーハトーヴシンガーズが登壇し、

かやたんと
【旅立ちの時】
【イーハトーヴの風】

WUGちゃんと
【言の葉青葉】
を合唱しました。

ファイナルパンフレットのかやたんインタビューにて書かれているので記載しますがイーハトーヴシンガーズにはかやたんのお母様とお姉様が所属しています。

※本当はファイナルツアー盛岡公演の事についてのブログを書いていたのですが未完のまま公開する事もなく今も下書きに眠ってます。
本当に忘れられない大事な日だから。
書きたい事が多すぎるのか、心にしまっておきたいのか。
わからないけど公開する日が来るのか来ないのかも今もわかりません。


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そのイーハトーヴシンガーズさんが盛岡の地で定期公演をやり、言の葉青葉を歌う。ワグナーはブレード持参できて欲しいという情報がTwitterで拡がり。


行かないわけがない。
"あの日"を、
あの盛岡公演をまた感じる事が出来る。
そう確信していた。

解散後なのに荷物をまとめWUGリュックやパーカー、タオル、ブレードを取り出すと不思議な懐かしさや寂しさを感じた。
もう無いと思ってたから。



6月7日

新宿発盛岡駅行きの夜行バスに揺られているとWake Up, Girls!メンバーのツイートが。

あまりにタイミングが良すぎた。



そして日付が変わり、8日になり早朝に盛岡駅に到着。

雨が降っていたがあの場所へ行った。

ファイナルツアーpart1で流れる花は咲くのムービーでかやたんが立っていた場所だ。
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ここはわぐらぶURAパンフレットのソロイベント舞台裏インタビューで歩いていた場所。


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両方とも盛岡駅から市内と反対側へ真っ直ぐ歩いて着く盛岡中央公園だ。


駅に戻ると午前中は天候が悪く歩ける状況でもなかったので市内に行きネカフェで仮眠をした。


午後になり、観光をはじめる。
ちょうどチャグチャグ馬コという盛岡伝統の行事開催日だったのでそれを見るのも目的だった。


雨もあがり、無事に開催された。
街がとても賑やかだ。


かやたんソロイベ会場と、ソロイベを経験した人にはたまらない岩手銀行


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想い出の地。
盛岡県民会館。



一通り観光を終え、駅で買い物。
当然だがかやたんもワグナーが盛岡に集っている事を知っていた。

駅で買い物をしていたら開演時間が迫ってきたので電車で移動。
余裕を持って行動したつもりだったが想像以上に電車が少なく、結構ギリギリになってしまった。



最寄り駅はここ。


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駅から会場までも少し歩く必要があった。



会場内ロビーに入ると受付にかやたんのお母様がいた。
目が合い気付くと受付を離れ挨拶しに来て下さった。
少しだけ話した内容は伏せるけど相変わらず凄く優しい方だった。

そして
「今日は(ペンライト)たくさん振ってくださいね」

と言って下さった。有り難かった。

持ってきてはいたけども本音を言えばしっかりとした合唱コンサートで振るなんて想像も出来ないし、場違いだし、出すのも恥ずかしいと思ってて。

会場内に入ると大きな大ホールだが客入りは良かった。
過去最高らしい。
あちこちにワグナーが。
WUGビブスは目立つし分かりやすい。
上の方に主にかたまっていたけど自分は前の方のセンター席へ座った。
これはライブではないのに。
なんとなく


イーハトーヴシンガーズさんのコンサートは本当に素晴らしかった。

進行担当をかやたんのお姉さんがしていたので自ら名前を名乗っていた。


二部構成だったが第一部で

「イーハトーヴの風」
「旅立ちの時」
「言の葉青葉」
が歌われた。


涙が止まらなかった。

また盛岡の地でこの三曲を聴けて、

"あの日"を感じられた。

言の葉青葉も勿論素晴らしいけど
イーハトーヴの風も、旅立ちの時も僕は盛岡公演で聴くまで知らなかった。

「イーハトーヴの風」はあんべ光俊という方が2014年にリリースした岩手銀行2014年CFソング。
イーハトーヴは岩手を代表する宮沢賢治の作り出した造語で美しい自然が息づく理想郷。
この歌は岩手の美しさを歌った歌だと思われます。

歌詞がとても素敵です。
大学時代に宮沢賢治について勉強し故郷を愛するかやたんにぴったりな曲。



「旅立ちの時」は1988年長野パラリンピックのテーマ曲。
ジブリでお馴染みの久石譲さんが作曲しておりジブリ感がすごく感動的な曲になっています。

学校の合唱でも歌われるそうですが自分の地域では「旅立ちの日」が定番だったので知りませんでした。

こちらの歌詞をみてください

「心風に吹かれるこの道さえも星明かりに照らされ今 ただ一人歩こう」

「哀しみも笑顔もぬくもりも熱い思いに揺れて今抱きしめて歩こう 旅立ちの勇気を 」

「夢をつかむ者たちよ
君だけの花を咲かせよう」

まさに解散へ向かうWUGへ、ワグナーへ、かやたんからのメッセージだと感じました。

盛岡公演夜は二階でしたが昼は三列目センター辺りだったので今でも昨日の様にかやたんが合唱団をバックに一人真ん中に立ってそっと寄り添うような歌声で優しく歌った姿を思い出せます。

参加出来なかった方も是非聴いて想像し思い浮かべてみてください



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言の葉青葉を歌う前に指揮者の太田代さんがWake Up, Girls!について説明して下さりました。


解散したユニットの持ち歌である事。

盛岡公演でスタンディングオベーションが起こった事。

盛岡公演で家族と舞台上で共演するかやたんの願いが叶った事。
(ここでかやたんのお母様も紹介される)
(SSAパンフレットのインタビューでもこの事について書いてある)

(権利関係もある中で)公式に歌えるのは自分たちだけという事、5年、10年、50年、さらに先へ歌い続け教科書に載るくらいにしたい事。


そして太田代指揮者はワグナーブレードを出してくださいとワグナーを煽る。

次々と緑のワグナーブレードが会場のあちこちで点灯し会場にどよめきが起こる。


僕の近くにいた老人は物珍しそうに笑顔で見てきて、目の前の席の少年はすごくキラキラした目で見てきた。



ワグナーブレードの光で緑に染まる会場。


かやたんがワグナーにブレードを緑にして欲しいとお願いして作り出したあの日。

言の葉青葉でWUGちゃんが通路に降りてきてワグナーと共に涙を流しながら歌ったあの日。


「がんばってねと簡単に言えないよ」

を一緒に歌って欲しいとかやたんが言った"あの日"


まさに"あの日"の空間がそこにはあった。


涙がずっと止まらなかった。

かやたんのお姉さんが言った。


「今日見た景色は妹に伝えます」と。


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二部が始まった。
モーツァルトの世界。
難しいけど楽しかった。
舞台劇の様だった。
素晴らしい歌声。


二部が終わりアンコールへ。

ここでサプライズが起きる。

続々とステージに戻ってくる団員の皆様がWUG関連のTシャツを着ていた。

かやたんのお母様はWUGと同様に終了してしまったハッカドールのかやたん演じる二号のピンクのTシャツ。

お姉様はなんとかやたんが4thで着ていたWUGメンバー専用のラメ入りライブTシャツを着ていた。

※女性ワグナーさんが直接本人に聞いたところかやたんから借りたとの事

初期のタチアガレ!モチーフTシャツを着ている団員さんもいた。
最古参ワグナーなのかもしれない。


太田代さんが
「言の葉青葉をみんなで合唱しましょう!」
と言い、僕は、ワグナーは、泣きながら歌った。
更なるサプライズが起こる事を知らずに。

間奏に差し掛かると曲調が変わった。

イーハトーヴシンガーズの皆さんが歌い出したのは

「TUNAGO」

である。

東北イオンタイアップソングであり、Wake Up, Girls!にとって大事な曲。

2017年 盛岡チャリティーコンサートで初披露され、かやたんがセンターを努める曲でもある。

本当に綺麗な合唱だった。

盛岡へ来て下さったワグナーさんへのサプライズ。
言の葉青葉は東京公演でも歌うがこの曲はここでしか歌わない。

太田代さんは自慢げに語った。

どれくらい泣いただろうか。




最後の曲ではイーハトーヴシンガーズの皆さんが客席通路に降りてきて大いに盛り上がった。
これもWUGリスペクトだ。

あっという間に最高の時間は終わった。

終演してからアンケート用紙にただひたすら想いを綴った。感謝の想いを。


ぞろぞろと退出口扉から出ていく列に並んだがアンケートを書いていたので最後尾の方だった。

会場を出ると左右にイーハトーヴシンガーズの皆さんが立っていて手でお馴染みのWUGポーズを作って見送して下さった。

最後の最後まで最高のおもてなしだ。



パンフレットの解説




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盛岡駅に帰ると10時~11時くらいだった。
夜行バスが0時だったので暇だったが有難い事に打ち上げのお誘いをいただいたので行ってみる事にした。

盛岡駅前のお店に行くと六人のワグナーがいた。顔見知りは一人だけだ。

簡単に自己紹介すると嬉しく驚く事があった。
かやたん推しが一人いて同じ静岡県から来ていること。
他の五人は他メンバー推しということ。

かやたん推しじゃなくてもわざわざ盛岡にまでみんな来たんだ。

Wake Up, Girls!とあの日を感じに。





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ここまで読んで下さった方で参加出来なかった方はきっと興味が出てきたと思います。

そして今年もイーハトーヴシンガーズ定期公演があります。

予定されていた6月からコロナの影響により12月19日に延期になってしまいました。

12月といえばそう、あの日も12月の冬化粧された盛岡でした。


あの日を感じたいワグナー、
あの日参加できなかったワグナー、
そして解散後にワグナーになったあなた、

解散しても尚Wake Up, Girls!のライブを感じられる数少ない機会、チャンスだと思います。

ワグナーもきっといます。

盛岡に初めて行く方はハードル高く感じてしまうかもしれません。

でもきっと後悔しないから。




~あとがき~
いつもながら短時間殴り書きで書いたのであっちこっちしたりまとまらない文章で読みにくくてすいません。
ツアー盛岡公演に関しては詳しく分かりやすく書かれたブログ等が検索すればたくさん出てくると思います。
ただ一年と少し経ち、未だ尚ワグナーが増え続けているこのタイミングでこのブログを見て少しでもイーハーヴシンガーズ公演に興味を持ち足を運んで下さったら幸いです。
チケットは1000円です。

イーハーヴシンガーズはWUG要素抜きにしても歌声が綺麗で本当に素晴らしい混声合唱団、コンサートです。


※あくまでコロナがある程度収束している事を前提としたブログです。
12月には収束していて盛岡へ行く事が出来る事を祈っています。




円盤に残らない公演はそれを経験した人間が伝えていくしかない。

これからもWUGについて書いていきたいと思います。

それでは。