Wake Up, Girls! FINALLIVE ~想い出のパレードBlu-rayを見ました

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Wake Up, Girls! FINALLIVE ~想い出のパレード~Blu-rayを見ました。

今はなんというか…言葉になりません。

でもこの感情が消えない内に残したくてブログを書きました。

ただただ今は涙が止まりません。

よくわからない感情です。

オープニングと、手紙からの流れは反則です。
ドキュメンタリーを見た人なら尚更でしょう

今までファイナルツアーpart1から毎月の様に発売されてきた円盤もこれが最後。寂しいです

発売してもすぐにはいつも見れなかったのにこのSSAは見れないと言いつつも心のどこかで早く見たいという気持ちがありました。

恐らく他の公演と違い、ほとんどが頭の記憶から消えているからです。
あの日は泣きながらも全力でライブを楽しんだ。
なのに断片的にしか思い出せない。
同じような人はいませんか? 
だから早く見てあの日の記憶を呼び覚ましたかった。

それとあれだけ広い会場で、見えない部分がたくさんあったからです。

だからBlu-rayで見た時はまるで初めてこのライブを見ている感覚になるシーンも少なからずありました。

いや、ほとんどかも。

仮に最前の人でもメンバー一人一人の表情を把握するなんて無理です。 
Blu-rayを見てメンバーが涙をためながら歌っているシーンひとつひとつを確認できました。

それと個人的に演者がトロッコに乗っている時に背景にファンが映るの好きではないんですが、このライブではワグナーみんなが凄く笑顔で楽しそうに幸せそうだから悪くないなと初めて思いました。


この円盤がWUGの全てを凝縮したライブだとは思いません。
MCも時間が限られている為、いつものわちゃわちゃくだらない話を長くするWUGちゃんは見れません。
(その為にWUGちゃんねる映像を入れたとか) 

会場が広い故にツアー会場で生まれたあの独特の雰囲気が感じられません。
色替えも統一されない

言葉の結晶もライブでのあの迫力が伝わりにくい。
個人的に大好きな出だしのダンスが現地でも円盤でも派手な照明で見にくい。
全体で見たダンスが凄いのでもっとひきのアングルがほしかった。


ただその言葉の結晶含めファイナルツアーで披露された新曲四曲の内、三曲が初映像化されたこの円盤には見所がたくさんある。

そして
「これが声優のライブか?」  
とWUGの凄さに今改めて驚かされる。


なにより夢の様な景色の中で楽しそうにパフォーマンスするWUGちゃんを見てるだけで幸せになる

TUNAGOの前後のMCでは奥野香耶さんが東北との繋がりを語ってくれる事でWUGがただの声優ユニットではないという事を実感させてくれる


一人でも多くの方の手に渡ってほしい。

この凄さが伝わって欲しい、知って欲しい

ワグナー以外にも。


いや、これを買ったらもうあなたはワグナーです。

古参だとか新参とかどうでもいいからワグナーを名乗って欲しい。

過去の円盤も買ってみて欲しい。

絶対に後悔しないから買って欲しい。



ただただ今はこの素晴らしいライブをみんなに見て欲しい。

そんな感情

ありがとうWUGちゃん

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フォトブック「かやたん」

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【はじめに】
6/19日で奥野香耶さん1stフォトブック「かやたん」 が発売から一周年を迎えました。






皆さんは読まれましたか?

もし読んでいない方がいたら是非読んで欲しいです。

このブログをみて少しでも興味を持っていただけたら幸いです。

可愛いから、美人だから。というわけではありません。

例えばかやたんには1st写真集「ERUA」もあります。
可愛いので見ては欲しいのですが実際「推し」以外の写真集をお金を出して買う人はそこまで多くはないと思います。
(自分も田中美海さんのとぅえんてぃーずを買ったくらいで……)

なのでそれほど強く他人に
「買ってくれ!」 「見てくれ!」
とは言えないです。

それでもフォトブック「かやたん」は見てくれ!と言いたくなる作品です。
写真集と違いフォトブックなのでかやたんのエッセイが書かれているからです。

そのエッセイを読み終えた時、まるで一本の素晴らしい映画を見終えた後のような感じ。
とてもあたたかく、優しい気持ち、どこか寂しい、そんな感情が溢れ言葉では表現できない状態になるでしょう。

帯のキャッチコピーは

「声優 奥野香耶が心に秘めていることを綴る。飾らない彼女の素顔がこの一冊に」



まさしくこの通りなのですがどんな事が書かれているのか? 簡単に紹介していきたいと思います。   
  
この「かやたん」は5つのカテゴリーに分けられています。

act1.写真
act2.エラ呼吸
act3.宝物
Okuno kaya History
act4家族

です。




【act1.写真 1P~32P】

かやたんの夢であった岩手での撮影。
岩手小岩井牧場の雪景色の中、赤いコートを着たかやたんの写真。

ここでのエッセイでは「写真」と「演技」についての「葛藤」と答えが書かれています。
なんだか少し胸を締め付けられます。
表現者って大変ですね。



【act2.エラ呼吸  P33~P40】

いきなりビックリなタイトルです。
写真は真っ白な清純ワンピースを着て笑顔のかやたん。

エッセイの内容は「鼻」について。
かやたんは昔から生まれ変わったらオキアミになってクジラに食べられたい等の発言をブレずにラジオなどで話します。その理由が少し分かるのではないでしょうか。
そこから繋がる犬の可愛さについても書かれています。

そういえば2017年にあった朗読イベントのアフタートークで背の高い男性と歩いたら気になる点で
「鼻の穴が見えてしまう」の様なコメントをして会場を沸かして(?)いたのですがこれを読むとその理由も分かりました。

僕自身も鼻は気になるタイプで常に小さくなる様押さえる癖があるので凄く共感できるページでした。

このactの最後のページでは少し儚い表情の白いワンピースかやたんと次のactから登場するちょっといじわるそうな表情をしている対となる黒いワンピース姿のかやたんがお互いに向き合い手を差しのべている写真が印象的です。



【act3.宝物 P41~P64】

表紙にもなっている黒いワンピース姿のかやたんがメイン。
いじわるそうな笑顔、無邪気な笑顔、真顔、睨み付ける様な不満そうな表情、儚い表情、たくさんの美しい表情がみれます。
最後はモノクロでなんだか切ない。

エッセイは母親との心あたたまるエピソード。
ず~ぱらでも言っていたかな。
かやたんのとても優しい内面を知る事が出来ます。
涙が出てきそうになる。

宝物とは何なのか。是非読んでみてください。




HISTORY P65~P80】

2013年7月から2018年5月までをかやたんがブログの写真と共に振り返る。

かやたんが当時何を想って活動していたのか。
特に「菊間夏夜」との葛藤は全てのワグナーに読んで貰いたいです。

そして2018年のページ。
当然このフォトブックが作成された時は解散が決まっていたでしょう。
このページに書かれている事は解散への覚悟と今後についてだと思われます。




【act4.家族 P81~P95】


かやたんといえば故郷を想い、「家族」を大事にする人です。そんなところに惹かれている人が多いかと思います。
特にラジオの「ず~ぱら」ではよく家族とのエピソードがたくさん出てきます。

そんな家族への想い。 


このカテゴリーは涙無しでは見れないと思います。



写真は家族の一員であるエルア(チワワ)との写真。
(1st写真集の名前と一緒ですね)

抱っこしたり、顔を寄せている写真では凄くかやたんが優しく幸せそうな笑顔をしています。

他界されているチワワのハッピーとミルキーの名前も出てきます。

2014年10月25日のブログでこの二匹について語られています。
https://ameblo.jp/wakeupgirls/entry-11943936872.html



2018年7月21日のブログでは趣味の羊毛フェルト
ミルキーを作っています。
https://ameblo.jp/wakeupgirls/entry-12392403339.html


この三匹のワンちゃんはかやたんの好きなイラストレーター夏芽みく様の手掛けられた2017ソロイベント缶バッジにも描かれています。

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(余談ですがファイナルツアー盛岡公演では家族との絆を表現したく夏芽みく様に頼み、イラストにこの「家族」を描いていただきました。赤の他人である自分がそれをするのはどうなのかという葛藤はありましたが結果的にブログで拡大トリミングして下さったり家族に頼んで実家にイラストパネルを持ち帰ったとの事で喜んでいただけた様で何よりです)
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最後のページでは故郷、家族への想いを綴ると同時に衝撃的な事が書かれています。

凄く胸が締め付けられます。

2018年3月3日のブログ。
そういう事だったのか…となります。

ちょうどラジオのオールナイトニッポンiでかやたんにフォトブックの内容について聞いた時、「驚くかもしれない」と言っていたのは今思えばこの事だったのかな。

これを知っているとかやたんがTwitterを始めて間もなくアップロードしたポケモン列車とのツイートもなんだか染みます。


是非手にとってあなたの目で確かめてみてください。

本当に買って絶対後悔しないフォトブックですし、何度も読み返したくなります。

こんなに心に響くエッセイをかけるのはかやたんワールドの持ち主であるかやたんだけかもしれません。

是非!

(ちなみに店舗特典はどれも可愛いですが仙台店舗特典のエルアちゃんとの写真がオススメです)


発売時のかやたんの日記
https://ameblo.jp/wakeupgirls/entry-12385892735.html



かやたんの初グラビアソロ特集となったボイスチャンネルのインタビューや質問コーナーを見るとより深みが増します。可愛い写真もあるのでこちらも是非

VOICE Channel Vol2 (コスミックムック)

VOICE Channel Vol2 (コスミックムック)

アマゾン限定版ブロマイドもオススメ





「ず~ぱら」・・・・
ラジオ『西田望見奥野香耶のず~ぱらだいす』


文化放送超!A&G+にて毎週月25:30より放送中。
放送翌日の毎週火曜日22:00からはニコニコ動画内シーサイドチャンネルにてアーカイブ配信

解散発表から一年。

6月15日。

Wake Up, Girls!
突然の解散発表から一年が立ちました。

遠い日の様な、でもあっという間だった様な、
不思議な感じです。

皆さんはどうですか?

あの日の15時の事、一生忘れないでしょう。

この一年を振り替えると凄く充実していて輝かしいものだった気がします。

自分の行動の全てに満足しているわけではないけれど全力で応援しきれたし楽しかったです。

https://twitter.com/shizuoka_soccer/status/1104757478602956801?s=19

たくさん移動して、たくさんの出会いがあって、たくさんの最高のライブを見て、たくさんたくさん泣いて笑いました。

でもその充実は解散から生まれたものです。


たくさんの公演をこなし、ワグナーを引き連れあちこちまわり、アニマックスやアニサマでは特別な扱いを受け、多くの関係者が解散を惜しみながらも愛を注ぎました。そしてワグナーもすごく増えました。

そして埼玉スーパーアリーナ公演の実現。

ステージ構成によりキャパは狭めているものの、平日。
そしてワグナーならそこまでワグナーの数が多いとはいえない事も分かっていた。

だからこそメンバーもワグナーも不安を口にしていたし、SSAに向けてそれぞれが出来る事を頑張ったりして、満員の夢舞台が生まれた。

最後に夢を叶えて華々しく散るなんてまるで青春ドラマやアニメのようです。



ドキュメンタリーでメンバーが口々にしていました。 

「解散があったからこそ見れた景色でもある」

みんな分かってるんです。

だからこそ「悔しさ」が個人的に今もある。

解散が発表されWUGがトレンド入りして多くのメディアに報道された。

それによりやっと「見つけて」貰えた。

ずっと見つけて貰えなかったんです。

ずっとWUGは最高だって、見てくれって声をあげても見て貰えなかったんです。
それには色々な理由があると思います。
敢えて書きませんが‥

でも棘の道をWUGちゃんは耐え、成長し、前進し続けた。


ファイナルツアーで成長したという意見もわかるけども少なくとも3rd、いや4thでパフォーマンスは凄かったし、色々な外部の事情に振り回されながらも頑張っていた。
そしてライブパフォーマンスだけでなくイオンコラボやチャリティーライブなど東北との活動が活発化していた辺りでWUGというコンテンツは声優ユニットの中で異彩と輝きを放っていたと思います。

それを解散を通してやっとたくさんの人に見て貰えた。

メンバーが今からWUGを知る人は後悔してほしいと堂々と語るように
「もっと早くWUGを知りたかった」
という意見をよくみます。


正直
もっと早くWUGを知って欲しかったよ。


でも
SSAに来てくださったライト層の方、または解散発表後にワグナーになった方。
本当にありがとう。
あなた達が来てくれなかったら間違いなくあの景色は生まれなかったし本当に感謝してます。

ーーーーーーーーー

なぜ解散したのか
解散しなくてはならなかったのか
いつ決まったのか
本人、一部の関係者達にしか分からない事です。

ただもしもっと早く、たくさんの人に見つけて貰えていたら別の未来はあったのか。

誰にも分かりません。

でも始まりがあれば終わりがあり、遅かれ早かれ数年の内に解散はあったはずです。永遠はありません。

でももっと長く見たかったし解散して欲しくなかったなんて感情がすぐ出てしまいます。
Blu-rayなど過去の映像を見ると寂しさが込み上げてきます。


ただ今この現状をいつも救ってくれる言葉があります。

それは最後まで解散を受け入れていなかった奥野香耶さんの言葉です。(※①)

これをいつも思い出して解散のその向こう側へ意識を持っていっています。

あれから一年、明日からもWUGを引きずりながらも前を向いていきたいと思います。




(※①)

「うん……きっとね…この道が…まぁ……正解にしてこう。これから」
(※アニマックスドキュメンタリー稽古場にて)


「でも、この先に、もっと、いい未来が待っているのかもしれないよね。
ていうか、そうしていかないと。
この6年間を繋げるために、頑張らなきゃ。」
(※最後のオフィシャルブログより)

母の日に「ありがとう」を。

○○の日って素晴らしいと思いませんか。
例えば「文鳥の日」があるからペットの文鳥の写真を撮ってみたり。
毎日一緒にいるのが「当たり前」になっているから気が向いた時しか写真に撮らないけどどんな生き物だって明日、いや一時間後、10分後には亡くなって当たり前がなくなってしまうかもしれない。そんな世界。

だから色々改めて意識させてくれたりそういう流れを作ってくれる○○の日は素晴らしいと思います。




前置きが長くなりましたが今日は
「母の日」
です。

この日があるから母親に普段は言えない
「ありがとう」
の感謝の気持ちを伝えやすいと思います。
母の日を口実に利用できるから。


母は四年前にガンで亡くなりました。

母の日にプレゼントを贈っても返事は返ってきません。

自分がもういい大人なのに母親がいる人を羨ましいと思う事があります。

母の日が近づくと、迎えると、心がズキズキするし疎外感があります。


後悔している事、伝えたい事がたくさんあります。

でも無理なのでこれからもずっと生きてるうちは後悔を引きずりながら生きていきます。ずっと。


旅行好きの母にはたくさん色々な場所に連れていって貰ったのに自分はどこにも連れていく事が出来なかったね。ごめん。本当に後悔してるよ


あっ

自分は徳島とか福島、岩手に熊本とかに一人で行ったんだよ。

って伝えたかったよ。たくさん写真撮ったから見せたかったよ。

お母さんが昔からずっと好きだった中村俊輔が今はお母さんが好きだったジュビロ磐田にいるんだよ?
凄くない?


母の日にプレゼントは恥ずかしくて中々出来なくて、トータルで四回くらいしか出来なかったんじゃないかな。

一番覚えてるのは恥ずかしいからプレゼントにメッセージカードを付けて置いておいた事。
メッセージも恥ずかしいから「Thank You」
って英字で一言書いただけ。

そしたら同じようにメッセージカードで「ありがとう」って書いて返信が書いて置いてあったのを見た時は本当に嬉しかったよ。涙出たもん


たくさんたくさん後悔してる事が山の様にあるよ。


人生は一度きり。

後悔しても時間は戻らないから。

感謝の気持ちは伝えないと伝わらないから。

恥ずかしさなんて捨てて

「ありがとう」

を伝えてほしい。

舞台「Stray Sheep Paradise」『Blu-ray発売決定記念イベント~2019春の大発表会~』

AKIHABARA ゲーマーズで開催された


舞台「Stray Sheep Paradise」『Blu-ray発売決定記念イベント~2019春の大発表会~』

の感想ブログです。


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※写真はWUG舞台上映会にてキービジュアルが初披露された時のものです。



今日のイベントにはリゼッタ役の奥野香耶さん、ルクル役の永野愛理さん、ラシェル役の山下夏生さん、原案の小玉励さん、脚本/演出、fragment edgeの淡乃晶さんが登壇されました。

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……詳しい事はメディア公式レポートをみてください!(なげやり)


再演という事もありますのでネタバレは伏せます!!

舞台ではなくあくまで今回のイベント感想

羊を意識した髪型にしてたかやたんが可愛かったとか、後説を二回録ったことをすっかり忘れているけどごまかしながら相槌をうつすっとぼけかやたんが可愛かったとか、色々ありますが凄く作品愛に溢れたイベントだと感じました。

(ちなみにかやたんが言っていた青木さんと顔が近くなると瞬きが多くなるは舞台「華枕」DVDで見る事が出来ます 笑)

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物販パンフと大人気だった設定資料集ですが円盤の特典はこの設定資料集が加筆&サイズ大きくなるみたいです。
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オープニング映像前の会話シーンを見て改めてリゼッタというキャラクターがとにかく可愛くて大好きだし早く円盤で見返したいと思いました。

ーーーーー

今回、朗読劇、再演、サントラと三つの大発表がありましたがそれに対するモチベーションというか、雰囲気を壊さない舞台らしいイベントだと思いました。

会場に入ると「あの眠くなる癒しのBGM」が流れていました。

そしてルクルによる特典内容紹介。
リゼッタによる発表。

これだけでもSSPファンとしてはまた二人のキャラに出会えてめちゃくちゃ嬉しかったのですが……

イベントが終わるのかと思いきや、かやたんのスマホに入電が!

すると照明が暗くなり、ランタンを取り出しテーブルに置く演者。

そそくさとステージから捌ける小玉さんと淡乃さん。
(ここ重要)

ここでまさかのプチ朗読劇ですよ。
そこから再演の発表の流れ。

鳥肌が立たないわけがないし本当に嬉しかったです。


ゲーマーズイベントスペースという無機質な部屋に今までも何度かかやたんのイベント絡みで来ていましたが発表するにあたりそこまでやるかと言わんばかりに今回演出が凝っていたしプチ朗読劇を見れた事も嬉しいですし、原案脚本演出家が手掛けるとここまで雰囲気作りに拘るんだなと衝撃を受けました。

イベント後のお写真を見ると例の羊やスプーンのパネルも持参していて感心しました(※場所秋葉原ですよ)

ーーーーーーー

大千秋楽で初主演をつとめたかやたんにサプライズで
青木志貴さんから花束が渡され、かやたんが
「またセブンスパスクゥムの門をくぐりたい」
と言っていたのが印象的だったので今回の発表は本当に嬉しかったです。


また上のレポート記事インタビューにある

「声優をやりたいなら舞台をやった方が良い。」

とデビュー前に教えられたとのエピソードですが
フォトブック「かやたん。」
のエッセイにもその事が書いてあるのでオススメです。
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再演に関して朗読劇を終えたあとだからキャラクターへの愛と理解度が深まってパワーアップした姿を見せれればというかやたんを見て本当に今後が楽しみになりました。

前回時はWUGファイナルツアー、かやたんがメインとなる地元盛岡公演と時期が被っていて主演ながら稽古に出れないなど大変だったと思いますのでその辺も状況が今年は違いますし演技に集中できるのかもしれませんね。

また、当時はツアー含めかやたんのイベントが多く平日休めないや、金銭的な部分含め見に行けなくて辛い思いをした方を多く知っているので再演は本当に嬉しい事です。 

生で見る舞台は円盤と全く臨場感が違うし、舞台は生き物と表現されますが本当に毎回違うし何度見ても楽しく見るたびに新たな発見があります。アドリブコーナーも笑


本当に素晴らしい舞台なので是非!!




※公演初日、撮影タイムにスマホで撮影した写真

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この羊のぬいぐるみ、Amaz●nで買えます!
ビックリするくらいめっちゃモフモフですよ!

松村 芽久未さんがバイオリン代わりにしてた写真思い出す(笑)

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プロジェクト始動という事で今後もずっと展開が続いていきますように。

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ありがとう。Wake Up, Girls! ありがとう。奥野香耶さん

今、思っている事を書いてみたくて初めてブログを書く。
きっとWUGという最高の七人からなる声優ユニットと、奥野香耶さんの事を少しでも知って貰いたいからでもあるし、自分へのケジメ。
もっとダサい言い方を正直に書くなら吐き出したいだけだ。





2019年3月8日。
さいたまスーパーアリーナにてFINAL LIVEを開催し六年間の活動を経て解散した声優ユニットWake Up, Girls!





ファイナルライブは最高だった。

正直言えば記憶できている部分が少ないし、席はわぐらぶ先行ながらメインステージから真反対の200レベルで近くで見馴れたWUGちゃんがとても遠くてモニターを見なくちゃメンバーの表情も分からないし七人を追うにはモニターだけでは少なすぎる。
自分がツアーを通して大好きな言葉の結晶の開幕ダンスも目を凝らしても見えなかった。
まわりは隣に紫色のビブスを着た方がいるくらいで初めて来たというような雰囲気の方が多かった。


SSAはエクストラステージ」

みにゃみの言ったこの言葉がすごくしっくりくる。
アニメでの聖地はSSAだけどやっぱりWUGちゃんにとっての聖地は東北だと自分は思っていて。

毎年の様に千秋楽が東京ではなく仙台でやれた事。
ワグナーだけで作られた空気感と距離感。
円盤には決して残らない、メンバーが泣きながら思っている事を正直に吐き出したあの日。
開演前からずっと泣いてしまったのに最後は笑顔で終われたあの日。
仙台公演の二日間が本当に最高だった。
なにより半年間に及ぶツアー自体がすごく楽しくて毎週遠征してあっちこっち行ってライブだけでなく思い出がいっぱいだ。WUGちゃんともワグナーさんとも。現地の風景や現地の方とも。

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合間にあったアニサマもアニマもアニレヴも舞台上映会もJAMもわぐりすもファイナルツアーの一部みたいなもんだ。


でもそれを踏まえた上でファイナルライブも本当に最高だったんだ。
WUGちゃんを遠く感じたのも逆に言えばそれだけ多くの方が来てくれた。
WUGちゃんも、ワグナーのみんなも、なんとか座席を 埋めようと頑張って、実際あの景色が生まれたんだ。

緑に埋まるスタンドも人で溢れる会場も目に焼き付けた。

WUG単独なのにさいたまスーパーアリーナにあれだけの人が集まっている事が本当に嬉しかったんだ。



フラワースタンドで埋まった花道も。

WUGは解散が決まってから始まったツアーでも祝い花はとても少なかった。それが寂しかった。
だからリハーサルで入場した時、奥まで続く花が見えて凄く嬉しかった。関係者からもたくさんあっていかに愛されていたかわかる。
花道を見ただけで涙が止まらなかった。



サイリウムの海の中心でPolaris円陣になるWUGちゃん。

偶然にも自分が立っていた場所は去年のアニサマとほとんど同じ場所だ。

あの時もあの円陣を見て凄く感動したが今度はWUG単独により生み出された景色だ。


ロッコ移動により七色にブロックが綺麗に染まった景色も一生忘れない。

ツアーでは定番化していたPolaris肩組み。

自分はツアーではアンコール前に左右の方に確認していつもやっていた。
でもこの日は確認もせず、始まるタイミングになってもやらず自分もまわりの客層に合わせて空気を読もうとした。
でも少し経ってから気付けば両隣の方と目を合わせ肩を組んで揺れていた。まわりも。


涙を流しながら笑顔で歌った。

BtBではWUG最高!と走り出すみにゃみに雄叫びをあげた。


「さようならのパレード」ではツアーで何度か披露していたかやたんのコールを求める煽りが今までにないくらいの感情が込められていて今までにないくらい叫んだのも覚えてる。

「みんなで!せーのっ!」

「Wake Up!!」




そしてメンバーからの手紙。




奥野香耶さんは読み上げた。
 



「4月以降みんなでご飯に行くとき、私は行かないかもしれないけど、
ただそういう人間なだけなので、気にしないでね。フフ(笑)。
私は活動を始めて何年経っても自分をさらけ出せなくて、
まるで水面で半分だけ呼吸をしているようでした。
でも、いまはそうじゃありません。
私が輝けるのは、90%の人が理解できないことをしているときです。
それを好きと言ってくれるワグナーさん。
ちゃんと見ようとしてもわかりづらい存在の私を、
知ろうとしてくれて、本当にありがとうございました。」


涙が止まらなかった。

かやたんはいつだって芯が強くて正直だ。
そして様々な考え方を持っている。

ちゃんと見ようとしても分かりづらい存在。

(自分も当然かやたんを全て理解できているなんていえないけれど)


それ故に誤解を招いたり批判を受けてしまった事もある。



WUGちゃんねるで実況回をやった際に下着について正直な単純の疑問を言及すれば一部からは批判を浴びた。

2016年のFSで単推しじゃなきゃ嫌と話すもすぐブログで撤回するがブログの存在だけが忘れられ前者が一人歩きする(愛知公演にて再度否定する)

あえていつのブログとは書かないけれどある日のブログではイベントでの不満感情を吐き出した事がある。


「ここだけのはなし、あれでもかなり抑えた。
言いたいこといっぱいある。
あんまり言うとブログ的によくないから、ここでも抑えるしかないけどさ、私は。
私は本気で嫌でした。ずっとずっと嫌でした。
本気で消えてしまいたいと思うくらい。
言われたくない言葉だよ。
知らなかったよね、ここまで嫌がってるなんて知らなかったよね。
なんでもかんでも人当たり良くえへへ うふふでやり過ごすことでこんなにも自分を苦しめてしまうなんて。バカでした。 
ここまで言えばわかるかな
本当に嫌なんです
助けてください」



声優である前に人間だ。
偽りの笑顔なんて見たくないし、正直な気持ちを吐き出してくれた方がファンは嬉しい。

でもこのときも一部の批判の対象になってしまった。





また、役者として役に入り込むかやたんは自身と菊間のハイパーリンクに苦しむ(フォトブック参照)


3rdライブ円盤が発売された頃、布教の為にWUGを知らない人にライブを見せた事がある。
その内の二人からこんな事を言われた

「緑色の子はつまらなそうだね」
「この子は笑顔が無い。」

Twitterでも同じ様な文を見た事がある。


誤解していると思った。


「私、この一年でステージでの笑顔が増えたと思います。それは舞台WUG青葉の記録で「キャラと自分は全然違う」っていうのが本当に自分の中で腑に落ちたからなんですよ。
WUGはハイパーリンクを謳っているので私もなるべく菊間をステージで見せれたらと思っていたんですけどそれからは「奥野として立ってもいいじゃん。だって別人だもん。」と思えるようになって変に縛られなくなったのが大きいと思います」
(WUG Festa2017パンフレット)



ーー次にMV収録についてお聞かせください。実際の映像を見てみると、奥野さんが普段の『WUG』のMVと少し違った印象を受けました。

奥野:そうですね。アニメ『Wake Up, Girls!』で私が演じている菊間夏夜を意識しなくてもいいということから、いつもと違う表情になっているかもしれません。『WUG』の曲でMVを撮影した曲はキャラ声で歌っているということもあって、私の表情もキャラに合わせてクールというか影がある雰囲気になっています。『One In A Billion』は『WUM』の奥野香耶で撮影したのでいつもと違った印象に映っているのかもしれませんね。 
(2017年リリースインタビュー)



ずっとライブで笑わないというか、笑えない時期がありました。つねにカッコよくしなきゃって思っていたんです。だから、奥野香耶を出す機会がなかった。当時は、ハイパーリンクということがすごく謳われていたのもあって、あたしってどこにいったんだろうって。自分という人間が消えたように感じていました。
(2019年ファイナル直前インタビュー)



かやたんは誰よりも菊間を意識して演じていた故に端から見たら起きていた「誤解」。


手紙のご飯のくだりも理解できなかった方がいた。
当たり前だけどあの文は悪い意味は含まれてない。

そんな誤解を招きかねない言葉や、ツアーと同じように唐突な笑いを誘うみにゃみのショタボイスなどあの大舞台で恐れずに言ってのけてしまうところもかやたんらしいと思った。


ツアー中、あるワグナーさんに言われた言葉だ。

「かやたんのどこが好きなの? なんかかやたんって怖くない?たまに厳しい事も言うし」 

彼に悪気はないし、彼を責めようとも思わない。
彼はきっとかやたんを知ろうとしない90%側の人間なだけだと思う。
WUGが好きでも誰もが全員の出演番組やラジオを追えるわけじゃない。
かやたんを知ろうとする人間とWUGだけのかやたんを見ている方と見えているものが少し違うのだろう。 




ーーーーーー


Q.奥野さん結構不思議で個性的な一面もあるんですが、そういう面ってあまり『Wake Up, Girls!』では出さないですね。

奥野
「場所が無いですね? だからまだファンの方にはバレていないと思います(笑)。私個人は全然出してもいいと思ってるんですけど…出す機会がないので。でもファンの方はどっちがいいんでしょうね、今のままの私のイメージがいいのか、ちょっと毒を吐いたりもする私もいいのか。隠してるわけじゃないので、そのあたりも模索していきたいと思います(笑)。

私ってあまり話さないと思われがちなんですけど、普段はよく喋りますし。でもステージ上ではなかなかそれができなくて、「これ言っていいのかな?」とか考え込んでいる間にコーナーが進んでしまったりが、よくあります。だから色々出したい気持ちはあるんです。私会話に割り込むのが苦手なので、誰かに振ってもらわないとなかなか入れないんです。」
(2014年WUG公式インタビュー)


「私は一人や二人ならいくらでも喋れるけどそれ以上だと話さなくなるよ」
(2016年中央大学ソロトークイベント)



かやたんは自身がパーソナリティを務めるラジオ
西田望見奥野香耶のず~ぱらだいす」では相方の西田さんと和気藹々と話す。
最初こそは西田さんの圧に負けていたが途中からは負けじと切れ味ある事を発言する様になりイベントでも会場を沸かせる。
まるでWUGとは別人だ。

そんなかやたんがツアーPart3開始とともに顔を出す。
MCの度に会場を大笑いに包み込み沸かせた。

順番的に一つ前のあいちゃんがいつも素晴らしく胸がほっこりする様なMCをして下さるのでちょっとしんみりした雰囲気をいい意味でぶち壊す様なMCだ。
バランスの取れた東北コンビだと思った。その流れが定番になっていた。


大阪、横須賀、愛知で見せた自分のMCにまゆしぃやななみんを強引に巻き込む姿には誰もが驚いただろう。

「こわい!巻き込まれ事故だよ!」

あのななみんですらタジタジだ。

徳島公演では地下鉄ラビリンスのラップを噛んでしまうとごまかす様に叫びをあげ会場を驚かせ盛り上げた。



他のメンバーを推しているワグナーさんたちに会う度に言われた言葉がある。


ー「かやたん、最近なんか変わったよね。」ー


かやたん推しから見ればかやたん自身はそれほど変わってはいないがWUGで見せる顔という意味では変わった。
ファイナルツアーが始まってから「ワグナーさんの笑顔」をという言葉をひたすら特集番組やステッカー、インタビューに使っていたかやたんだからpart3でみんなが悲しまないように気遣っている優しさにも思えた。


ツアー中、かやたんのお母様と少しだけ話せる機会がありかやたんのMCが良かった事をお伝えするとこう返ってきた。


ー「あの子がデビュー前からず~ぱらで見せるような面を出せたら面白いと私はずっと思っていた」ー

これがあの「手紙」に収束する。

僕は残りの10%の人間としてかやたんの事をこれからも応援していきたいと思った。


また、手紙の冒頭で

「「岩手県から来ました、奥野香耶です!」
その瞬間、審査員全員のペンが動いた。」


これが意味するものは何なのか。
岩手県であり東北かもしれない。
東北を舞台したアニメである以上東北出身者がひいきされたとも考えられたのか。


かやたんにしか分からないがただ、かやたん自身がWUGでデビューした事に葛藤を抱いていたしそれはWUGファイナル直前のインタビューでも語られている。


手紙の最後
「Wake Up, Girls!の成り立ちを考えると、
ちゃんと私がここに選ばれた意味を作らなければという気持ちは、
明日以降も変わりません。いつでも心は故郷に。」




長くなってしまったがそれくらいかやたんの手紙には色んな想いが込められていた。

勿論それは他のメンバーも変わらないしみんな素晴らしい手紙で、自分はひたすら泣いていた。


あっという間に最高の時間は過ぎた。

「泣いてるだけじゃWUGらしくない。最後は笑顔で終わるべきだと私は思う!」

まゆしぃの煽りにはいつも助けられる。
泣いたけど最高に笑顔で盛り上がれたと思う。
仙台千秋楽のあの日と同じだ。
ただ一つ違ったのは「次」が無いことだ。

メンバーが泣きながら手を振りステージから消えていくのを見送るとしばらく放心状態になっていた。


座席で立ち上がれず隣の紫ビブスを着た方に心配され声を掛けられたが記憶があまり無い。

ファイナルライブで使ったWブレードも座席に置いてきてしまったようだ。


ライブは最高だった。でもこれが最後なんだ。
溢れる涙を堪えながらお見送り会に参加し笑顔でWUGちゃん一人一人に

「ありがとう。」

と伝えた。


その後は帰るつもりだったがワグナー数人と3時まで呑みに付き合わされた。
感謝してる。あのまま帰っていたらきっと寂しかっただろうし、何より呑んでいるワグナーとも今後はもうあまり会う事もないだろうと思っていた。

そんなこんなで2019年3月8日が終わっていた。



次の日はかやたんが出演している舞台プロジェクト東京ドールズがあり、新都心を朝出ると会場に向かったがもう既にこの時自分の気持ちが沈んでいた。
次の日の千秋楽チケットを他者に譲る事も頭がよぎるくらいだ。

舞台が始まるとまさかのWUGファイナルに触れる一幕があった。


ここにいるかやたんはもう声優 奥野香耶個人として歩き出している。そんな気がした


そんな土曜日。
ブログが更新された。
メンバーが思いを綴る中、かやたんのブログは短くどこか意味深だった。
やっぱり解散に納得していない部分もあったのかな。
分からない。


解散が発表された時、ファミ通動画でもぺらじラジオでもpart1パンフレットでもどこかかやたんは納得していない様子だった。
「なぜ今?もったいない。もっとやれる事があった」

芯が強いかやたんらしい。

そんなかやたんがあの盛岡公演で誰よりもワグナーに解散という事実と向き合わさせてくれた。

それまでファイナルツアーなのにWUGちゃんは「解散」に触れないしいつも明るくてワグナーもそれを分かってて避けてきたけど正面から向き合う素晴らしい公演だった。

それなのに

仙台公演でかやたんがMCで言った
「受け入れていない人がいてもそれでいい。
だって私もそうだし」

の言葉が突き刺さった。

なんて残酷な人だろう。
貴女が誰よりも向き合わせてくれたのにそれを本人が否定しているんだ。

でもこれもかやたんらしい。
本人の素直で正直な本音だろう。
それに実際救われたし優しい。


そう、自分はずっと受け入れてたつもりだったけど解散が怖くて怖くて仕方なかったんだ。

ファイナルツアーライブに通い公演数が少なくなる度にどこか寂しさや不安を抱えていた


ーーーーーーー


2018年6月15日。

先日4月1日にユニット結成5周年を迎えることができました。
皆さまのあたたかい声援、支えがなければ辿り着くことはできなかったと思います。
心より感謝申し上げます。
本日は皆さまへ大切なお知らせがあります。
声優ユニット「Wake Up, Girls!」は、2019年3月をもって解散することとなりました。
5年という歳月の中で、様々な活動を通じ、これからメンバーそれぞれが目指す夢を描いた時、メンバー、運営スタッフとで何度も話し合った結果、個々の道を歩んでいくことが、さらなる成長に繋がると考え、ユニットの解散という結論にいたりました

ーーーーーー

わぐらぶからメールが届いたのはちょうど会社の休憩時間だった。
忘れもしない。

自分にとってWUGは人生だ。
軽い言葉じゃない。
実際人生を変えられた。

ある日、監督が
「お前の人生を勝手に背負わせるな。知るか」
Twitterで呟いていて思わず返信してしまったほどだ。それでも僕はWUGに出会い人生が変わったと。


WUGに会うまでは県内から出るなんて年に二回くらいだったし、あらゆるイベント、お渡し会、ハイタッチ会、サイン会、握手会、夜行バスに乗るのも、ネットカフェに行くのも、東北や徳島に毎年行くのも、知らないファンの人たちと交流する事も無かった。
人見知りな自分が企画なんてやる性格では無かったし変われた。

きっかけはアニメWUG。

アニメを見た時、当時は触れるのにタブーだった震災を題材にしていて驚いたし9話に衝撃を受け、「言の葉青葉」の歌詞に泣いた。

ライブをみて感動してイベントはできる限り全部参加して応援しようって決めた。

でも当時は決して今みたいにWUGが受け入れられて無かった。

WUGという名前は醜い蔑称で呼ばれていたし、ワグナーというだけでなんだか馬鹿にされていた様な気がする。

監督はTwitterであらゆる批判に噛みつき、また監督を必要以上に面白がって批判する人間もいた(それは今も変わらない)

アニメも他アイドルアニメと比較され、批判されるべきない箇所まで事実をねじ曲げられ批判の対象にされていた。

あらゆる大型フェスイベントに出る度にまゆしぃが
「WUGの名前だけでも覚えて帰ってください」
なんてまるで新人ユニットが言うような事を言って謙虚さと誠実さを見せていた。

アニメが終わって先が無いのかと思いきや3rdツアーで舞台化の発表や僕らのフロンティアが披露され、
声優ユニットとしての初タイアップという事で盛り上がった。
東北イオンとのコラボも発表された。 


灼熱の卓球娘がニコ生で放送されエンドロールで
僕らのフロンティア」が流れると


「WUGまだやってたんだ」

なんて言葉が流れたのが印象的だ。


その一ヶ月後、WUGフェスにて新章が発表される。

WUGの再スタートだ。

会場を出ると入場時には無かったパネルがズラリと通路に並び心踊ったのをよく覚えている。

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当時から解散すると言っていた人がよくいたから。


2017年は激動だった気がする。

「ゆき模様 恋のもよう」が生まれた舞台から始まり、あにゅパでWUMが発表され、恋愛暴君とのタイアップ、東北盛岡チャリティーライブでTUNAGOの発表と4thライブツアーにRGRの誕生。アニサマへの帰還。
初めての横浜アリーナ(アニマックス)
そして新章がついに始まった。

新章が始まると「旧章」なんて言葉が生まれ、毎週放送される度にワグナー同士が衝突していた。

これは解散のすぐ後にもみられた光景だけど、誰が悪いとかじゃなくてみんなWUGが大好きでWUGと東北の事を本気で想っているからこそだ。

僕みたいな冷静ぶってるだけで自分の意見を述べられない傍観者が一番最低なのかもしれない。

よっぴーが茨の道が続くと言っていたけどその通りで決して平坦ではない道のりをWUGちゃんは駆け抜けた。
理由は未だにわからないが新章アフレコ時や舞台稽古時にメンバーみんなで泣いたそうだ。

それでもWUGちゃん自身のライブパフォーマンスなどの頑張りやファミ通WUGちゃんねるなどの協力もありワグナーはどんどん増えていった様に思う。


監督が昔話していたWUGの契約期間のようなものやカレンダーが発売されなくなった事、CDの売り上げを挙げて解散すると言っていた人はこの時もまだいたがそんな人を横目に無視していた

「解散するわけがない」 


2018年になると新たなタイアップ曲スキノスキルが発売され福島チャリティーライブにメンバーの夢であった東北ろっけんソロイベント、五周年バスツアー、WUG舞台第二弾青葉の軌跡などがあり軌道に乗ってるのだと思った。グリフェスは確かに幕張イベントホールをうめれなかったが。


「舞台青葉の軌跡」を見に行く最中に父親から連絡があり、体内にガンが見つかったと報告があった。
手術できない箇所にあり、それは既に大きく肥大していて末期癌とも呼べるものだった。
母を乳ガンで亡くし、フラフラと生きていた時に出会ったのがWUGだ。

頭が真っ白になったが舞台で頑張るWUGちゃんを見ていると元気を貰えた。

まさにWUGは支えだ。

生きる希望

その一週間後。

突然の解散発表だった。


凄くショックだったが少しずつ受け入れ納得した。

そういえば2017年WUGちゃんが出演した翼ライブのMCで田中公平さんがレコーディングの為にWUGちゃん七人揃えるのが凄く大変だったと。
ななみんもこう語ってるし舞台やってる時のぺらじでも稽古にメンバーが揃わない話をしていた。
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WUGちゃんが声優個人として活躍していく時が来たんだ。
だから解散も必然でありどちらにしろ近い内に有り得た事でそのタイミングが来たんだ。
WUGが解散してもかやたん個人のイベントを自分は追い続けるだけだ。


こんな風に思っていた。

そうやって何とか自分を納得させていたんだ。

解散発表をしてすぐ「ず~ぱらイベント」がありツアー市原公演リハーサルでもいつもと変わらないメンバーが見れた。

そこからは解散の悲しみなんか吹っ飛ばして最後まで走り抜けられた。

かやたん、WUGちゃんに感謝をしたくてフラスタを出したりしたし、ツアーの途中までず~ぱらのメッセージ企画をしていたけど終わってからは解散日に向けたかやたんへのメッセージ企画に切り換えた。
ツアー会場各地で集めて、熊本に関しては半分はメッセージを集める為に急遽参加を決めて新幹線で向かい昼公演のみ参加して帰った。
(熊本在住ワグナーさん数名からメッセージをいただけた)
ツアーを通してかなり多くの方に一方的に話しかけメッセージをいただけた。突然にも関わらずワグナーさんはみんな快く引き受けて書いて下さったし中には自分は企画とか参加した事無いから嬉しいといってくださる方もいた。
Twitterを見て参加してくれたみんなもありがとう。

元々人見知りで話すのも苦手な自分なので話しかけるのにもかなりの勇気がいるし、いつも帰ると凄く疲労感を感じていた。でも悪い気はしなかった

ーーーーー


だから3月8日を終えて舞台を見て帰った時、自分の中でやりきったというか脱力感が生まれてしまった。
何をするのにもやる気が起きない。
気付けばTwitterを見るのも疲れてしまっていた。
イベントに参加する気も起きない。

解散後にあったかやたんの二つのイベント。
前の自分なら応募して行っていただろう。
開設してから毎年行っていたアニメジャパン。
行く気も起きない。

こんな脱力感は初めてだ。 

解散は悲しい。
でも決して悲しいだけじゃない。
悲しいなんて表現はWUGちゃんに失礼だ。
そう、これは寂しさだ。

WUG七人がわちゃわちゃするのもライブももしかしたら今後舞台とかでみれるかもしれない。

でも声優ユニットWUGはもう存在しないし、毎年のリリースイベントやフェスへの出場。
そして何よりツアーで七人が全国をまわる事は無い。
ブログも無い。

とても辛いがそろそろ前を向かないといけない。
「土曜日のフライト」
の歌詞のように。

WUGちゃんはもうそれぞれが前を向いて歩き出している。


だったら応援し続ける事。
七人を。


そしてWUGから受け取ったものを紡ぎワグナーがずっと伝承していく。

それが自分に出来る事。



「後にも先にも、こんな素敵なグループはないと思います。いま気づかれなくてもいい。
5年でも、10年でも、20年先でも、WUGってすごいグループだったと言ってもらえる自信があります。」

あいちゃんが手紙で述べた文だ。

自分もワグナーだったからこそ出来る事をしていきたい。

東北との繋がりも大事にしていきたい。

言葉で言うのは簡単だ。

イベントが無ければ足が動かないかもしれない

人間だから時間が経てば思いも薄れる。
それでも出来る限りの事をしていきたい。

人それぞれ出来る事も違うと思うし自分に出来るやり方で。 

例えばかやたんが去年の3月11日はかやたんはこうブログに書いた。 


「このブログ見たあと、もしよかったら
「3.11」って、検索してみてね。」

今年はブログが無かったからメンバーは書けなかった。だったら代わりになるべきだったのに自分は何もできなかったし後悔している。
東北だけや3.11の日だけに何かすればいいという話ではないが一番関心が集まる日だ。

ーーーー

そしてかやたんが解散後もワグナーを東北に連れていきたいといっていたけど既にWUGと、かやたんがもたらした影響が出ている。
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かやたんの誕生日にチケット発売なんて運命的だなと思う。

もし良ければ行きませんか? 会場で待ってます。



そして来週、土曜日のかやあいSSPイベント翌日。

May'nさんのツアーチケット取りました。

もうライブはしばらく行く事ないと思ってたけどこれもWUGちゃんが紡いでくれた絆だから。

May'nさんがワグナーになったあのねんどろいどライブに自分もいたし、サプライズコラボのWUGフェスも、あにゅパも、WUMリリイベも、4th千秋楽昼もずっと見てきたから。

May'nさんに感謝を届けたいから。

出来る事から始めよう。



最後に。
本当にありがとうWUGちゃん。
WUGちゃんに出会えて良かった。
幸せな時間をありがとう。

そして声優の

吉岡茉祐さん
永野愛理さん
田中美海さん
青山吉能さん
山下七海さん
奥野香耶さん
高木美佑さん

これから宜しくお願い致します。


2019.3.31






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